ビジネスパーソンのあなたへ!英語で大きい数字を話すときのコツ3選
私は英語が好きで、TOEIC満点を取得した経験もあります。でも、実は英語においてとても苦手なことが1つ、あります。
それは、Million(ミリオン)やBillion(ビリオン)といった「大きい数字」をパッと理解し話すことです。
大きい数字への苦手意識は学生時代の頃からあり、これまで何度も練習を重ねてきました。しかし、練習したあとに時間が空くと、また忘れてしまうの繰り返し。
その結果、例えば「14 Billion (ビリオン) の~がさ・・・」と言われて、頭が真っ白になる、というようなことが起こりました。
私が苦手とするのは、英語→日本の単位に起きなおすということだけではありません。その逆も、不得意でした。
例えば、先日イギリスの友人と話していたときのこと。
「こないだ安倍前首相の国葬があったね。どれくらいの費用が使われたの?」と聞かれて、私は「16億円だよ」と答えたかったのですが、パッとすぐに出てこなかったんですね。
皆さんも同じような、経験ありませんか?
この変換の難しさは、日本で育っている以上しょうがないところがあります。
というのも、英語では数字をきる単位は0が3つずつ(000) なのに対して、日本の数字は千、万、億 と 0が4つずつ、つまり4桁ずつ呼び名が変わるんです。
この差がカオス(混乱)を生むというわけですね・・。
さて私が苦手なこの「大きい数字」。先日、本腰を入れて克服しようと決意し、トレーニングを行なってみました。
その中でいくつか気づいたことがあり、今回の記事ではそのコツをぜひ皆さんにもシェアしたいと思います。
大きい数字を仕事で扱う必要があるビジネスパーソンの方。何だか数字に苦手意識があって困っているという方。そんなみなさんにぜひ、読んでいただければ嬉しいです。
目次
1.まずは3つのポイントを覚えてみて
2.通貨変換の3ステップ
3.練習は気負わずに、でも毎日続けることが大事
1.まずは3つのポイントを覚えてみて
最初にお勧めしたいのが、以下3つのポイントを覚えることです。
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① 英語では数字3桁ごとに呼び名が Thousand(サウザンド)、Million(ミリオン)、Billion(ビリオン) と変わる。
②1億は、100 Million である。
③1 Billion は、10億である。
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暗記と言うとアレルギー反応が出る方もいらっしゃるかもしれませんが、上記3つのポイントはとてもシンプルな内容です。これなら覚えてみようと思えませんか?
1つずつ見ていきたいと思います。
ポイント①は、カンマで区切られた数字を頭に浮かべればスムーズに覚えられます。
下のように Thousand(サウザンド)、Million(ミリオン)、Billion(ビリオン) と対応付けられ、その間のゼロの数から「3桁ごとにかわる」と直感的に分かると思います。
〇〇〇, 〇〇〇, 〇〇〇, 〇〇〇
↑Billion ↑Million ↑Thousand
ポイント②は、日本の単位「億」を英語の単位とスムーズに変換できるよう、ぜひ頭にすり込ませておきたい内容です。
例えばブログの冒頭でご紹介した安倍前首相の国葬の費用「16億」を、これまでご紹介したポイントを使って英語にしてみましょう。
1億が 100 Million なので、16億は 1600 Millionですね。
これをポイント①と組み合わせれば、3桁ごとに区切られていることから Billion の呼び方に変わり、16億は 1.6 Billion となります。
最後のポイント③は、どうもとっつきづらい Billion の変換を覚えてしまおう、というアイデアです。
Billion 以外の単位であるThousand や Millionは、自然に脳内変換できる方も多いと思うんですよね。Thousand は1000。Million = 100万 はミリオンセラーという言葉もあり、なじみやすい。
一方、Billion の変換はなかなか自然にできないんです。
だからココだけ覚えてしまおうというわけです。
ぜひ、上記3つのポイントを覚えてみてください。
私はポイント②③を家のホワイトボードに書いて、読みあげるようにしています。
2.通貨変換の2ステップはやりやすい順番で
さて、次は通貨の変換を行いたいケースを考えてみましょう。
10億円を〇ドルと言いたい、100万ポンドを△円と言いたい、というような場合です。
人によってアプローチは異なると思うのですが、普通にやると、変換を行うためには2つのステップがありますよね。
「円」 →「 ドル・ポンド」 の場合
- 通貨単位をざっくり変換するために ÷100する。
- Thousand/ Million/ Billion に変換する。
「ドル・ポンド」 →「円」 の場合
- 通貨単位をざっくり変換するために×100する。
- 千/ 万/ 億 に変換する。
この2つのステップのうち、どちらを先にやるべきかという問題がありますが、
おすすめは 「Thousand /Million /Billion ⇔ 千/万/億の変換を少しでも小さい数字で行える順番」です。
実際の例で見てみましょう。
「5億円」をドルで伝えたいとします。
これを最初に 「円」 に通貨単位変換してしまうと、100で割って0.05億円となって小数が登場し、暗算しづらいですよね。
こういうときは、まず通貨単位を変える前にThousand/ Million/ Billion変換してしまいます。
先ほどご紹介した「1億=100 Million」を思い出してください。
これを使えば 5億=500 Million 円となりますね。
これを100で割れば、5億円は約 5 Million ドルとなります。
このように、数字の桁数によって、変換しやすい順序を踏むのがおすすめです。
もう1つ例を見ていきましょう。
今度は、海外通貨→日本円の変換です。
大谷選手が、エンジェルスと 「30 Million ドル」で来年 2023年の再契約を結んだことがニュースになりました。
この「30 Million ドル」を日本円に変換してみましょう。
なお本記事では1ドル=100円換算のざっくり計算をしていますが、為替は日々変動しています。最後、変換の結果が出た後に、それよりもちょっと大きめ、小さめ、という感覚を持てればよいでしょう。
さて、30 Million ドルは、円に直すと約 3000 Million円ですね。
ここで先ほどご紹介した「1億=100 Million」を思い出せば、3000 ÷100 で、約30億円となります。(実際には1ドル=100円より大きいので 43億円程度とされています)
どうでしたか?
記事を読む前と比べて、少しでも変換がスムーズにできるな、という感覚を体感いただければ嬉しいです!
3.練習は気負わずに、でも毎日続けることが大事
さて、ここまでで具体的なコツをいくつかお伝えしました。
この記事で最後にお話ししたいのは、「継続してアウトプットし続けること」が何よりも大切だということです。
今回の記事を読んで、せっかく数字がスムーズに理解できるようになったとしても、
その後1か月何もやらないと、ほぼ忘れてしまいます。
今回ご紹介したようなコツは、なるべく毎日使って、体にすりこませていくことが何よりも大切なのです。
どうやって毎日続けていけばよいでしょうか?
例えば、会社のお昼休みに Google検索のニュースタブで「million」や「billion」と入れて検索してみてください。
大きい数字を使ったニュース記事に、たくさん出会えると思います。
それらをざっと読みながら、「あれ、 85 Billion ドルって日本円だといくらだろう?」というように考える癖をつけましょう。
Google検索だけでなく、テレビやラジオで耳にした数字を使ってもよいでしょう。
とにかく毎日続けていれば、やがてすらすらと日本語⇔英語の数字変換ができるようになるはずです。
ちなみに、自分が出した変換結果が正しいか不安になったときは、google検索窓に「〇〇(数字) dollars to yen」のようにいれて調べれば、確かめられます。
さて、今回は英語で大きい数字を話すときのコツを3つご紹介しました。
覚えておきたい3つのポイントをもう1度載せておきますね。
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① 英語では数字3桁ごとに呼び名が Thousand(サウザンド)、Million(ミリオン)、Billion(ビリオン) と変わる。
②1億は、100 Million である。
③1 Billion は、10億である。
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今回ご紹介した方法は、私が試行錯誤の末に行きついたアプローチです。
みなさんそれぞれあったやり方が見つかれば、ぜひその「マイルール」で毎日訓練してみてください。
続ければ、3日後、1週間後、1か月後、自分の成長に気づくことができるでしょう。
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ぜひオンラインレッスンをはじめてみることを検討してみてはいかがでしょうか。