付け合わせって英語でなんて言う?イギリス人と伝統肉料理について話してみた

2022/10/30 英語学習情報
付け合わせって英語でなんて言う?イギリス人と伝統肉料理について話してみた

今回の記事のテーマは、「付け合わせ」と一緒にいただくおいし~いイギリスのお肉料理です。

 

ちなみに皆さんは「お肉料理」と聞いて、何を思い浮かべますか?ハンバーグ、チキンソテー、ローストビーフ・・・。肉料理はどれもスタミナがつくし美味しいので、食べていて幸せな気持ちになりますよね。私もお肉料理は本当に大好きです。

 

さて、日本から遠く離れたイギリスでも、お肉料理は大人気です。特に、有名なイギリスの伝統料理として「Sunday Roast (サンデーロースト)」というものがあります。じっくり焼いたお肉に特製のソースをたっぷりかけて、お野菜などの付け合せを添えて頂きます。

先日、私はこの「サンデーロースト」についてイギリス人と話したのですが、色々発見があったのでこのお料理について今回特集していきたいと思います。また記事の中では「付け合わせ」の英語表現や、お野菜の単語もいくつかご紹介しますよ。おなかがすいてしまう内容かもしれませんが、ぜひ料理のことをイメージしながら最後まで読んでもらえれば嬉しいです。

 

目次

1.付け合わせ=garnish だけじゃない。trimmingsも使ってみよう

2.サンデーローストは日曜日だけに食べるの?

3.料理の決め手!グレイビーソースは顆粒タイプが保存に便利

4.付け合わせにおすすめの野菜、英語で言えますか?

 

1.付け合わせ=garnish だけじゃない。trimmings も使ってみよう

まずは、サンデーローストについて語る前に、この記事のタイトルにも書いた「付け合わせ」の英語表現についてお話しますね。付け合わせと言えば、よく辞書で出てくるのは garnish (ガーニッシュ)という単語です。

 

garnish は、お皿を飾り付ける少量の食べ物、例えばパセリやサワークリームなどのことを指します。もちろん日本語の付け合わせと言う意味と遜色無いのですが、どちらかというと ”飾りつけ(デコレーション)” の意味あいが強いようにも思われます。

 

一方で、今回イギリス人と話していて彼女が肉料理の「付け合わせ」という意味で使っていた単語が

 

trimmings (トゥリミングス)

 

です。口語表現ですので、会話の中やブログでよく使わる単語です。

 

trimmings の辞書の意味は、

 

Trimmings are other foods that are usually served with the main dish of a meal.

「通常、食事のメインディッシュと一緒に出される食べ物」

出典:TRIMMINGS | meaning, definition in Cambridge English Dictionary

 

であり、garnishよりは飾り付けの要素が薄いようにも思われます。例えばマッシュポテトや人参、葉物野菜などをメインのお肉に添えるような場合に、trimmings はぴったりの表現と言えるでしょう。

 

例えばサンデーローストに付け合わせを添えた状態を表現したい時は、

 

Sunday roast with all the trimmings

 

という風に言います。with all the trimmings、という固まりで表現を覚えておくと便利でしょう。

 

もう少し、trimmings を使った例文をご紹介しますね。

 

We will be serving Christmas dinners throughout the day with turkey and all the trimmings.

一日中、七面鳥とすべてのトリミングを使ったクリスマスディナーを提供します。

 

You can get a fine fillet steak with chips and trimmings for €10-12.

上質なフィレステーキにチップスとトリミングを添えて、10-12ユーロでお召し上がりいただけます。

出典:TRIMMING | Meaning & Definition for UK English | Lexico.com

 

 

2.サンデーローストは日曜日だけに食べるの?

サンデーローストという名前を聞くと、この料理は日曜日だけに食べるのかな?と想像しますが、実際はそうではなくどの曜日に食べてもよいそうです。

 

レストランなどに行っても定番のメニューとして書かれていることが多く、いつでもオーダーすることができます。

 

ただイギリス人の友人によれば、昔からの習慣として、サンデーローストを日曜日に食べる人は多いそう。お肉の種類は何でもよく、鳥や牛、豚、ラムなどのお肉をじっくり焼いて、日曜日に家族で食卓を囲むというのが、イギリスの伝統なのだそうです。

 

休日に毎週肉をローストするなんて、お父さんやお母さんはちょっと大変そう?と想像してしまいますが、素敵な習慣ですよね。

 

3.料理の決め手!グレイビーソースは顆粒タイプが保存に便利

サンデーローストに欠かせないのが、お肉にたっぷりかける「Gravy sauce (グレイビーソース)」です。Gravy sauce の定義を見てみましょう。

 

a sauce made from the thickened and seasoned juices of cooked meat

「肉を焼いたときの肉汁でとろみをつけ、味付けしたソース」

Gravy Definition & Meaning – Merriam-Webster

 

肉汁たっぷりのとろみのついた茶色っぽいソースですね。なお thicken はとろみをつける、という意味の動詞ですので、ぜひ一緒に覚えておきましょう。

 

辞書では、上記のように「肉汁を使った」という定義がされているグレイビーソースですが、イギリス人の友人が言うには、野菜からだけでグレイビーソースを作ることもできるそうです。たしかにベジタリアンの方もいらっしゃいますもんね。スーパーなどに行くとお肉から作ったグレイビーソースと野菜から作ったグレイビーソースの両方売られていることも、多いそうです。

日本の「だし」のように、グレイビーソースは毎回肉汁からお家で作ることもできますが、より便利なのはもちろん”できあい”のソース。特に顆粒タイプは便利で、友人もクリスマスの時に買ったものが未だにキッチンにあり、時々使うわよと話してくれました。

 

調べてみると、日本でも現在幅広いメーカーのグレイビーソースが発売されているようです。ネットでも手に入るようなのでよければぜひ1度、ご賞味ください !

 

4.付け合わせにおすすめの野菜、英語で言えますか?

さて、冒頭でご紹介した trimmings の意味、覚えていらっしゃいますか?「付け合わせ」ですね。

 

そこで記事の最後に、サンデーローストをはじめとするお肉料理に定番の付け合わせ野菜をご紹介します。以下の5つです。

 

  • Potatoes
  • Carrots
  • Cabbage
  • Peas
  • Brussels sprouts

 

最初の3つは、それぞれポテト、にんじん、キャベツですよね。では、下の2つの意味は分かりますか?

 

まずは Peas です。ここでヒントをお伝えしますと、 Peas の中の豆を完熟する前に収穫したものを Green Peas といいます。

 

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分かりましたか?そう、Peas とは「エンドウ豆」のことです。さやに入ったあの発色の良いお野菜ですね。

出典:What Happens To Your Body When You Eat Peas — Eat This Not That

 

次は Brussels sprouts です。これは少し難しいかもしれないですが、sprout = 芽 であるところから想像してみてください。

 

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答えは、Brussel sprouts = 「芽キャベツ」です。見た目もかわいいこのお野菜は、日本でもハンバーグなどさまざまな料理で使われる、定番の付け合わせですよね。ぜひ、英訳も覚えてみてください。

出典:Brussels Sprouts for Babies – How to Prep Brussel Sprouts – Solid Starts

 

さて、今回はイギリスの伝統的な料理「サンデーロースト」とそれに関連する表現についてご紹介しました。この料理はとても有名で、インターネットでも様々なレシピが公開されています。ぜひ次の日曜日、作ってみてはいかがでしょうか?海外の料理を作るとちょっとした旅行気分が味わえて楽しいですよ。

 

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