突然、海外へのビジネス出張を命じられた!すぐできる3つの対策で万全に準備しよう

2022/07/10 スタッフブログ
突然、海外へのビジネス出張を命じられた!すぐできる3つの対策で万全に準備しよう

皆さんは、もし上司から突然「来週アメリカに行って来て」と言われたら、どうしますか?

 

私は入社2年目のとき、アメリカへの初めての短期出張を出発の一週間前に命じられ、とても焦ったのを今でも鮮明に覚えています。

 

普段から英語を頻繁に使うような職場環境であれば、急な海外渡航もなんのその、という感じかもしれません。しかし私の場合は、いわゆるトラディショナルな日系企業で働いていたので、どうやって急に英語モードに切り替えたらよいのか、最初は途方に暮れていました。

しかしその後、同じような短期の海外出張を何度もくりかえしおこなうなかで、どういった準備を事前に行っていればスムーズに現地での仕事に入れるのか、徐々にわかってきました。

 

そこで今回は、私が海外に出張するときにいつも実践している3つのルーティーンをお伝えしたいと思います。将来、海外出張の可能性がある方は、ぜひ読んでみていただけると嬉しいです。

 

目次

出発の1~2週間前は、とにかく英語を聴こう

出発1週間前になったら、毎日30分以上英語を話そう

現地に着いたら、とにかくしゃべる機会を逃さないで! 

 

出発の1~2週間前は、とにかく英語を聴こう

出張が決まったらまず行ってほしいのが、出張先の国のアクセントで英語が聞けるラジオやポッドキャストを、聴きまくることです。

 

例えばアメリカへの出張であれば、アメリカ英語が聞けるABCニュースやTED TALK(アメリカ英語でないスピーカーもいる場合があるので注意)、イギリスへの出張であれば、BBCニュースやLBCニュースといったラジオが便利です。これらは、ウェブベースでもアプリでも聴くことができますので、お好きな方法をチョイスし、スマホで数タップすればコンテンツにアクセスできる状態を作り上げます。

 

そして、毎日の通勤時、すべての時間をそのコンテンツの視聴にあてます。もしできれば、おうちでもできる限り音源を流せるとベターです。例えばご飯を食べている時や寝る前など、少しのすき間時間も逃さず英語を聴くようにして、渡航先の国の英語に慣れた耳をつくっていきましょう。

 

最初は何を言っているのか全然わからなくて焦るかもしれませんが、心配しないでください。2日、3日と続けていくうちに、自然と耳が慣れてくるようになります。

 

分からない単語は、気が向いたら調べる程度で大丈夫です。最初から100%理解しようとすると続かないので、耳を慣らせばいいんだと気楽に構え、とにかく、英語に耳をそばだてる時間を1分でも増やして行きましょう。

 

出発1週間前になったら、毎日30分以上英語を話そう

出発まで1週間を切ったら、耳だけでなく「口」も慣らす対策を行っていくのが効果的です。というのも、普段日本語ばかり話していると、英語の単語を発音するのに、私たちの唇や舌が慣れていないためです。頭の中で言いたいことが英語で浮かんでいても、うまく口から出てこないという症状は、このために起こります。

 

そのため、出発が近づいてきたら、一日30分の「英語スピーキングタイム」を取り入れましょう。オンライン英会話などを契約している方は、レッスンの頻度を毎日にして、どんなトピックでも良いので、30分、英語を口に出すようにしましょう。

 

もしそのような環境がない方は、1つ目の対策でご紹介した英語リスニングを実践するなかで、耳に入ってきた英語を口から出してみること(=シャドーイング)をやってみてください。うまく発音できなくても、自分が口から出している単語の意味が分からなくても、大丈夫です。耳から聞こえてきたことを、数秒遅れで発音してみましょう。最初は疲れますが、だんだんと口が慣れてきて、英語の発音を出張までにかなり改善することができます。

 

現地に着いたら、とにかくしゃべる機会を逃さないで! 

さてここまでは出発前の準備をご紹介しましたが、現地についてからの過ごしかたもとても重要です。だいたい現地に到着した翌日や翌々日からお仕事が始まるという方が多いと思うのですが、その初日が始まるより前に、現地でいかに英会話練習をできるかが、スムーズなビジネススタートの鍵を握ります。

 

そもそも日本にいるあいだは、英会話を行うためにはお金を払わないと行けない場合が多いですよね。でも現地(海外)に着いた瞬間、それはタダになります。だからその機会はぜひ無駄にせず、活用していこうというわけなんですね。

 

具体的には、例えば空港のイミグレーションのところで、渡航理由の受け答えをしっかりおこなってみたり、空港の中で道に迷ったらGoogleマップを使うのではなく係員の人に尋ねてみる。これらも十分な英会話です。

ホテルについたときのチェックインで旅の背景を話してみる、チェックインして気づいた部屋の困りごとをフロントに電話で相談してみる、レストランで食事をする際に積極的に現地の方とコミュニケーションを取ってみる、など、あらゆる場面で英語のキャッチボールを行い、自信を身につけて行きましょう。

 

ここからは少し具体的なアドバイスになりますが、もし海外のセミナーに参加するような出張であった場合は、質問を行うのがとてもおすすめです。海外のセミナーに参加すると、日本と違いプレゼンの途中でも質問が飛びかうなど、かなりインタラクティブな状況を目にします。そこでその環境を活用し、(少し勇気が入るのですが)最初に聴講したプレゼンで手を上げ、質問してみましょう。

 

ここで質問のやりとりを乗り切ると、「大衆の前で、スピーカーと意思疎通ができた」という大きな成功体験が生まれ、自信につながります。そしてその自信が、その後の重要なビジネスの場面(例えば商談)で、大きな見方となってくれます。

 

英語でのビジネスをうまく行うコツ、それは、いかに自分の英語に自信がある状態を作り上げることができるか、です。その自信を身につけるためには、なるべく多くの成功体験を重ねることが重要と言えます。

 

さて、今回は急にビジネス出張を命じられた時に行いたい事前準備と、現地についてからの心構えについてお話ししました。当たり前に思われる対策もあったかもしれませんが、実際に行動に起こせている方は、まだまだ少ないと思います。

 

どれもそんなにお金をかけずにできる対策ですので、ぜひできることから始め、急な海外出張もスマートにこなせるビジネスパーソンを目指していきましょう!

 

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