IELTS(アイエルツ)が平凡な会社員の人生を変えた話
「あなたのこれまでの人生の転機はなんですか?」と聞かれたら、読者の皆さんはどんなことが思い浮かびますか?成功体験、失敗談、人との出会い…など、さまざまだと思います。
私の場合、ここ数年で最大の人生ターニングポイントは何か考えてみると、実は 「英語の資格試験IELTSでよいスコアをとったこと」なんです。
英語の試験が人生の転機?と疑問に思われる方も多いと思いので、もう少しご説明しますね。
私が受けたのは、IELTS(アイエルツ)という英語試験です。IELTSはTOEICと比べるとまだまだ日本での知名度は低いですが、海外ではとても有名なテストです。日本の外で英語力を証明したい場合には、スコアがとても重要になってくる試験と言えます。
私はこのIELTSを 2019年と2020年に1回ずつ、計2回受験したのですが、2回目のときに全体スコア 7.5 という高得点を達成しました。これがきっかけとなって、海外留学、そして外資系企業への転職へとつながるという、人生の転機になったというわけです。
私は帰国子女でもなく、ごくごく平凡な会社員です。そんな筆者の人生に IELTSがどんな影響を及ぼしたのか、今回の記事でご紹介したいと思います。
この記事を通して、読者の皆様に役立つなにかをお届けできれば幸いです。
目次
1.資格試験は「ローリスク」×「ハイリターン」だからいい
2.IELTS(アイエルツ)を選んだ理由
3.試験対策と結果
4.私の人生はこう変わった
1.資格試験は「ローリスク」×「ハイリターン」だからいい
英語に限らず、私は資格試験が大好きです。
情報系の試験も含めると、社会人になってから合計8個以上の資格を取得しています。
試験を受け続ける理由は、資格試験というものが「ローリスク」×「ハイリターン」な素晴らしい可能性を秘めているものだ、と考えているからです。 順番にご説明しますね。
まず「ローリスク」についてです。
弁護士や医師資格など超難関資格となるとまた話は別ですが、例えば英語の資格(TOEIC、TOEFL、 英検、 IELTS など) は、1年に2回以上試験が開催されています。また、受験費用もそこまで高額ではありません(TOEFLやIELTSは少し高いですが、他分野の難関資格と比べれば安い)。
そのため、もし試験に落ちてしまったとしても次のチャンスに向かって再び頑張りやすいんですよね。例えば、周囲にその試験を受けることを大きく宣言していなくても、こっそり受けて、落ちて、再び頑張る、といったことが可能なんです。
この点が、私が資格試験は「ローリスク」だと考える理由です。
次に、2つ目の「ハイリターン」についてです。
資格試験でよいスコアをとると、周囲に自分の実力を「堂々と」証明することができます。
この「堂々と」というのがポイントです。上司のバイアスがかかっているわけではなく、公的な証明なので、誰からもおめでとうと言ってもらえます。履歴書に書けば、初対面の人にもスキルを分かりやすくアピールすることができます。
この理由から資格試験のリターンは一般に大きいと考えていています。さらに場合によってはその後の人生に大きく影響を及ぼす可能性もあることから「ハイリターン」と書いてみました。
この「ローリスク」×「ハイリターン」の素晴らしさに魅了され色々な資格試験を受けまくっていた筆者が、あるとき出会ったのが IELTS (アイエルツ)でした。
2.IELTS(アイエルツ)を選んだ理由
IELTS を受けることになったきっかけは、大きく2つあります。
1つ目はTOEICで満点を取ったことです。これをきっかけに、次のレベルの英語試験に挑戦してみたいと思うようになりました。候補として、世界で通用する有名な英語試験の TOEFL (トーフル)と IELTS (アイエルツ)が挙がりました。
2つ目のきっかけは、初めて受けた TOEFL が惨敗だったことでした。TOEICの次のステップとしてまず TOEFL を試したのですが、特にスピーキングのセクションが私とは相性が悪かったのです。
TOEFLでは、相手がいない状態で、マイクに向かって喋り続けるというスピーキング試験形式になっています。これに私は全く慣れることができず、本番でもひどいスコアを叩きだしてしまいました。
そのことから、もう1つの有名な試験、IELTS (アイエルツ)に挑戦してみることにしました。 IELTS では、スピーキング試験は面接官と実際に顔を突き合わせて行う形式になっており、私にもできるかも・・・と思ったわけです。
3.試験対策と結果
IELTSを受けることに決めてからまず行ったのは、勉強のスケジュール作りです。
私の場合、試験を予約しないとモチベーションが上がらないので、最初にお金を払って試験予約してしまい、その日から逆算していく形で勉強の計画を立てました。この段階では、インターネット上の IELTS受験体験記などを参考にしながら、1日単位で何をやるかを決めて、取り組んでいきました。
IELTSには、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクションがあります。
リーディングやリスニングは1人で準備すればOKなのですが、ライティングは独学では限界があります。このためIELTSの元試験管などが提供している添削サービスを使ってみることをおすすめします。添削サービスは、以前下記のブログでもご紹介した「IELTSanswers.com 」が個人的には良かったです。
「本当に使ってよかった」日々の英語学習や留学準備に役立つ海外のサービス4選
スピーキングセクションも、試験で実際に扱われるトピックを使った実践的な練習が重要になりますので、独学は避けて練習相手を見つけるとよいでしょう。オンライン英会話の先生などを活用して、とにかく試験の形式に慣れるような練習を繰り返すのがおすすめです。
このような対策を行った結果、私は2回目のIELTS受験で Overall 7.5(リスニング8.5、リーディング 7.5、ライティング 7.0、スピーキング 7.5)という高スコアをとることができました。
これが私の人生に及ぼした影響について、次にお話したいと思います。
4.私の人生はこう変わった
IELTSで、前述の高スコア(overall7.5) をとれたことがきっかけで、私はケンブリッジ大学に出願するという挑戦をすることになりました。
というのもこの高スコアは、イギリスの難関大学(オックスフォード&ケンブリッジ、通称オックスブリッジと呼ばれる)への応募要件を満たすものだったからです。
せっかくいいスコアを取ったのだから、何かしら活用しないともったいないという、比較的単純な思考回路で留学先に応募した、というわけです。笑
大学の合格までの道のりは想像よりもハードでした。推薦状の準備や経歴書の作成、英語面接などたくさんの壁が立ちはだかれましたが、一つ一つ周囲の方に協力いただきながら乗り越えていき、無事ケンブリッジ大学に合格することができました。
そして今度は留学留学で学んだことがきっかけとなり、新しい仕事への興味がわいて、外資系の企業に転職することが決まりました。
まさかIELTSで高スコアをとったことが、留学、そして転職にまで影響するとは、当初試験対策をしていたころの自分では考えもしていませんでした。これがローリスク×ハイリターンの資格試験の面白いところだと考えています。
さて、今回はIELTSという資格試験が、とある平凡な会社員の人生をかえたというお話をさせていただきました。
読者の方で、もし今の自分を何か変えたい、新しいことに挑戦したい・・・そんな気持ちが少しでもある方がいらっしゃれば、いきなり留学や転職などハードルの高い挑戦をしなくても、まずはこっそりとでもいいので資格試験を受けてみてはいかがですか?
それがあとあと、人生の大きな扉を開いてくれるかもしれません。みなさんが「一歩前に踏み出す挑戦」を、ステップフォワードは全力で応援しています。
無料体験レッスンも受け付けていますので、ぜひオンラインレッスンをはじめてみることを検討してみてはいかがでしょうか。