英語ネイティブとのオンライン会議を乗り切るための3つの戦略
みなさまこんにちは。
パンデミックが始まってから、早二年。
オンライン会議の活用が当たり前の時代になりました。
ZoomやTeamsは、いまや在宅勤務には欠かせない存在ですよね。
私も、ほぼ100%リモートで働いているので
平日は何時間もPCの画面上にいる社内メンバーや顧客(注:日本人)に向かって話し、
熱い議論を交わしています。
便利な世の中だなあ・・・と感じます。
しかし、話が変わってくるのは「英語ネイティブとのオンライン会議」です。
純ジャパの私にとって、コロナ渦に急増した英語オンライン会議は、
高すぎるハードルとして目の前に立ちはだかりました。
読者のみなさんの中にも、
「これまでは海外に実際に足を運ばないと参加できないようなセミナーが
コロナにより次々とバーチャル開催になって、英語のオンライン会議が増えた」とか、
「これまで海外出張ベースで行っていたプロジェクトが、
すべてオンライン会議でのやりとりにシフトした」
といったご経験がある方も多いのではないでしょうか?
私もその一人なんです(笑)
パンデミックが始まって以降、仕事で英語の会議をする機会は急増しました。
さらに上記に加えて、プライベートでは
コロナをきっかけに英国大学院へのオンライン社会人留学をはじめ
毎週1~2時間、イギリス人6人とTeamsミーティングをしています。
仕事でもプライベートでも、とにかく英語ネイティブと会議を行う機会が
ぐーっと増えたのは、英語力をのばしたい私にとっては格好の成長機会でしたが・・
同時に、これまで海外留学経験のなかった私。
最初の頃のオンラインミーティングでは、とにかくつら~い日々を送りました。
どれくらいつらいかというと
ディスカッション中、うなずいてばかりで「I agree.」を連呼。
終了するころには大量の汗をかいていて、ほとんど発言できない自分に落ち込み
ベッドに頭を殴りつけるという変な行動にまで走っていました(笑)
そんな私が、本を読んだり、いろんな方法を試して試行錯誤を重ね・・
ついにここ最近、自信をもって会議に参加できるようになりました。
チェアマンもやっていますよ!
正直、まだまだ道半ばで理想には程遠い状態ではありますが、
今日はここに至るまでに発見した「3つの戦略」を
惜しみなく、読者のみなさんにお伝えできればと思います。
同じ悩みを抱える方にとって、解決策のヒントとなりますように・・・。
目次
- オンラインを逆手に取ろう!自動文字起こしアプリの活用
- 出てくる表現は無限じゃない!メンバーがよく使う言葉からマスターしよう
- むしろ好印象!分からない単語はどんどん意図を確認しよう
- さいごに
オンラインを逆手に取ろう!自動文字起こしアプリの活用
「オンラインって、マイクやネットワークの調子によっては
英語がすごく聞き取りづらくて、対面よりも非ネイティブには不利な状況だ・・」
そう思っている方はいらっしゃいませんか?
私も最初はそう思っていたのですが、
実は、オンライン会議は非ネイティブには最高の環境なんですよ。
「文字起こしアプリ」のおかげで。(笑)
最近は無料のものでも、少し検索すれば
たくさんの文字起こしツールがヒットします。
私はそのうちの1つを使い
毎回の英語オンライン会議で活用していました。
会議中に、会話の流れがわからなくなったとき
さっと文字起こしアプリの画面に切り替えます。
「ふむふむ、彼はさっきこの単語を使っていたのか」と聞き取れなかった表現を特定したら
その意味をその場でさっと調べます。
そうすると、会議でどんなトピックで今盛り上がっているのか
ざっくり理解できます。
ポイントは、文字起こしアプリに頼りすぎないこと。
一言一句アプリを見ていたら、英語力は身に付きません。
このアプリを使う目的は、
あくまで会議の流れから「完全に脱落する」という
最悪の事態を避けるためであり
議論中、たま~に文字起こし画面をのぞく程度で
活用してみてください。
実際、私は会議中に文字起こし画面を見るのは数回程度にとどめていて、
会議が終わってから、最大限、活用してました。
その活用方法については、次のセクションで詳しくご説明しますね。
出てくる表現は無限じゃない!メンバーがよく使う言葉からマスターしよう
これは、オンライン会議を行うメンバーが固定な場合に
特に有効な方法なのですが・・・
先ほどご紹介した文字起こしアプリには
録音機能が備わっているものが多くあります。
この録音機能を活用し、
会議終了後に、聞こえなかった箇所を再生しながら
スクリプト(文字起こし結果)をチェック。
するとメンバー毎に、よく使う表現があることがわかってきます。
日本人同士でも同じですよね。口癖とか、同じような言葉を
気が付かないうちに連呼しているものです。
そこで、よく出てくる表現を、とにかく集中的にマスターします。
例えば・・
あるメンバーは「Let’s crack on. (どんどん進めよう)」をよく使うなあ、
メンバー共通で「loads of(たくさんの)」をよく使っているなあ
という感じです。
これは、私の場合かなり即効性のある戦略でした。
よく使われる単語からつぶしていくので
会議中にリアルタイムに理解できる範囲が増え、早く成長を実感できます。
最初は、知らない単語が多すぎて面食らうかもしれないですが(私もそうでした・・)、
だんだんと、オンライン会議が終わった後の復習で出くわす
新しい単語の数が減っていくことを実感できるはずです。
ぜひ、みなさんも試してみてください。
むしろ好印象!分からない単語はどんどん意図を確認しよう
英会話の先生にもよく言われますよね。
「わからない単語があったら、聞き返せばよいのよ」と。
でも、いざ外国人ばかりの会議に1人飛び込んでみると
それって本当に難しいことがわかります。
自分1人だけが理解できていないせいで、
発言の意図を確認して会議の流れを止めたら
大迷惑なんじゃないか、と思う。
その気持ち、とってもよくわかります。
でも、これまでの経験から分かったこと、それは
会議中に話している人以外のメンバー(英語ネイティブ)にも
その内容が理解できないまま、ぼやっと議論が進むことは
よくあるんだということです。
つまり、「自分1人だけが理解できていない状態」とも限らないんです。
例えば、イギリス人のメンバーAさんが何か自分の意見を長々と発言したとします。
それに対して、残りのメンバーが「そうだね」「たしかに」とだけ返答したとき。
こんな場面は、会議を行っているメンバー全員で共通理解ができていない可能性
のあるシチュエーションです。
そんなときはチャンスなので、
自分なりの理解が正しいか、勇気をもって尋ねてみましょう。
(最初は勇気がいるのですが、次第に消えます。とにかく数をこなしましょう。)
「So…. do you mean X is Y?」
こんな中学生のような英語でよいのです。オンライン会議を逆手にとって「ネットワークが途切れて」なんて言い訳してから尋ねてもOKです。
さて、尋ねた相手の反応はどうでしょうか。
私の経験では、大体の場合、発言したメンバーが喜んで
自分の発言の意図を、より分かりやすく説明してくれます。
最初は驚きましたが、考えてみれば
自分の意見を理解しようとしてくれる姿勢って、嬉しいものですよね。
さらに、こんな確認の質問をすると
ほかのメンバーも「そういう意図なら、こういうことも考えられる?」など
議論にジョインしてくることが多いです。
この戦略のいいところは、
お手軽なのに「議論を盛り上げられた」という感触が持てること。
かっこいいアイデアを提示できなくたっていいんです。
チームの発言が盛り上がって、自分も参加している実感が得られれば
その会議は、あなた、そしてチームにとって大きな収穫になるはずです。
さいごに
今日は、英語ネイティブとのオンライン会議を乗り切るための
3つの戦略をご紹介しました。
これらの戦略に加え、英語を実際にアウトプット(口から出す)機会が増えれば
あなたもより会議で活躍できること間違いなしです。
アウトプットの機会を増やすため、オンライン英会話を受講されてはいかがでしょうか。
ステップフォワードでは無料体験レッスンを受け付けています。
コロナ禍の今こそ、オンラインレッスンをはじめてみることを検討してみてはいかがでしょうか。