3,000円のスマートスピーカーで英語漬け生活を始めませんか?
みなさんは、スマートスピーカーをご存知ですか?
スマートスピーカー(AIスピーカー)とは、人工知能機能を搭載したワイヤレススピーカーのことです。
スピーカーに向かって話しかけると、音楽を流したり、質問に答えてくれたりする、おもしろい家電です。
2014年頃から世界で販売されるようになり、日本でもじわじわと人気が高まってきました。そして遅ればせながら、我が家にも先日、Amazon Echoというスマートスピーカーが届きました。一番安いモデルで定価は3,000円程度です。
使い始めてから3週間が経ったのですが、これが予想以上に英語力を上げるのに役立っています。
そこで今日は、私がどんな風にスマートスピーカーを活用し、英語漬けの環境を作っているか、具体的なステップを交えてご紹介させていただきます。
なお本記事は Amazon Echoというスマートスピーカーを使った場合の事例紹介ですが、他社製のスマートスピーカー、例えば Google Nest などでも、同じような使い方ができる可能性があります。
それではさっそく、手順のご紹介に入ります。 以降、スマートスピーカーのことを「アレクサ」と呼びますね(Amazon Echoのスマートスピーカーは、アレクサという名前のため)。
目次
1.まずはアレクサをマルチリンガルモードにする
2.聞きたいラジオを、アプリで検索する
3.選択したラジオにオリジナルの呼びかけを設定
4.スキマ時間にアレクサに呼び掛け
5.ボリューム調整も英語で!
1.まずはアレクサをバイリンガルモードにする
まず本来スマートスピーカーは、一つの言語で話しかけるものです。しかし事前に設定しておけば、日本語と英語、2つの言語でスピーカーを使える場合があります。
アレクサの場合は2020年11月、複数の言語の呼びかけに対して反応する「マルチリンガルモード」の提供を開始しました。 これにより、日本語で話しかければ日本語で、英語で話しかければ英語で、アレクサが応答してくれるようになりました。
ただしこの機能を使うためには、事前設定が必要です。といっても、アレクサに対して以下のように1度、呼びかけるだけでOKです。
「アレクサ、日本語と英語で話して。」
これで設定は完了し、アレクサが、英語の問いかけにも反応できるようになります。天気予報など、日常的な情報をアレクサに尋ねてみましょう。天気の確認であれば、次のように言えばOKです。
“Alexa, what’s the weather?””
このようにアレクサと英語で会話することで、自然と英語のインプット、アウトプットの時間が増えていきます。どんどんアレクサ先生に話しかけてみましょう。間違えても恥ずかしくないので、恐れずに!
次のステップでは、より「英語漬け」な環境を作るため、アレクサを使って海外のラジオをすぐに流せるようにする方法を、ステップバイステップでご紹介して行きます。
2.聞きたいラジオを、アプリで検索する
みなさんはアメリカ英語とイギリス英語、どちらを特に学びたいという要望はありますか?
もしあれば、そのアクセントに応じたラジオ番組を、すぐ部屋に流せる環境を作っていきましょう。わたしの場合はイギリス英語に慣れたかったので、BBCラジオをすぐ聞けるように設定しました。
設定方法ですが、まずアレクサのアプリを開いて、画面下の「再生」をタップします。
スクロールしていくと「TUNEINローカルラジオ」というのがでてきますので、右上の「ブラウズ」を押します。
そして画面上部の検索窓に、聞きたいラジオ名を入力して検索します。今回はBBCの4チャンネルを新たに登録したかったので「BBC 4」と入力してみます(ちなみにBBCの各チャンネルの違いについては、こちら のサイトが分かりやすかったです)。
すると 「BBC Radio 4」 というのが見つかりました。この、ラジオの名称、本例ではBBC Radio 4、を手元にメモしておきます。
3.選択したラジオにオリジナルの呼びかけを設定
次に、アプリのホームに戻り、「定型アクション」と書かれた場所をクリックし、右上のプラスボタンを押します。
そして、新しい定型アクションを作ります。これは、聴きたいラジオを特定の呼びかけですぐ再生できるようにするための設定を行います。
「定型アクション名を入力」では、アクション名を好きなようにつけます。今回は「BBC 4」にしました。
「実行条件」では、どんな呼びかけでそのラジオをかけるか設定します。私の場合は、呼びかけを英語にしたかったので「アレクサ、play bbc four」と入力しました。
最後に「アクションを追加」のところから、「ミュージック・ポッドキャスト」を選び、
「これを再生」のところに、先ほどメモしたラジオ名(今回は BBC radio 4、プロバイダ名に Tunein を以下のように入力すればOKです。
最終的に以下のような画面になり、これを再生したいデバイス(私の場合は Amazon echo dot) に適用すれば、完了です!お疲れさまでした。
4.スキマ時間にアレクサに呼び掛け
ここまで設定したら、あとはちょっとしたスキマ時間に、先ほど設定した実行条件でアレクサに呼びかけるだけです。
私の場合は、在宅勤務の昼休みや、床ふき掃除、夜のストレッチ中などを行うときに、アレクサに「Play BBC 4!」と話しかけています。
スマホを開いて英語ラジオアプリをかける、という手間がなくなるというのは、小さなことなのですが影響は絶大でした。
この仕組みを作っておくだけで、スキマ時間に常に英語が流れている、英語漬けの環境を作り上げることができ、まだ始めて数週間しかたちませんが発音が良くなったなと感じています。
5.ボリューム調整も英語で!
ラジオをかける生活を始めたら、音量の調整や再生の停止も英語で行ってみましょう。もう少し、大きくしたいなあと思ったら「アレクサ、volume up please!」、再生をとめたければ「アレクサ、stop!」と言ってみましょう。
簡単な英語でもよいんです。英語を口から発する、ということが大切。ぜひ、やってみてください。
さて、今回はスマートスピーカーを使った英語漬け生活についてご提案しました。スマートスピーカーはどんどん安価になってきていますし、何より英語での対話相手が増えることはとても楽しいです。ぜひ、皆さんも試してみてください。
ステップフォワードではいつでも無料体験レッスンを受け付けています。
ぜひオンラインレッスンをはじめてみることを検討してみてはいかがでしょうか。