社会人オンライン留学って実際どうなの?~「集中授業に参加」編~

2022/12/11 スタッフブログ
社会人オンライン留学って実際どうなの?~「集中授業に参加」編~

私は現在、日本で働きながら、イギリスの大学院(University of Cambridge)で修士留学をしています。

 

オンラインと現地の組み合わせという「ハイブリッド型」のコースなのですが、ほとんどはオンラインでの活動です(現地に行くのは年に数回だけ)。

 

そこで、今回のブログ記事では、オンラインで授業を受けるって実際どうなの?というテーマで、様々な切り口を通じ、私の留学体験をシェアしたいと思います。留学について今考え中の方にも、そうでない方にも、少しでも「オンライン留学の実際」が伝われば幸いです。

 

1.オンラインで受ける「集中授業」ってどんなもの?

2.ある日のスケジュールをご紹介

3.時差とのうまい付き合い方とは?

4.目を疲れさせないためのポイントは?

まとめ

 

1.オンラインで受ける「集中授業」ってどんなもの?

私が受講している大学院の修士留学コースでは、2年間に6回、1週間の集中授業があります。

 

レポートや論文、好きな時に受けられるオンデマンド授業と違い、集中授業はリアルタイムで参加しなければなりません。

 

基本的には現地(ケンブリッジ)に行くのがマストなのですが、コロナの影響でどうしても行けない場合はオンラインで参加することも可能です。

 

私の場合は、これまで3回の集中授業(ワークショップ)のうち、2回はオンラインで、1回は現地で参加しました。

 

今回の記事では、このうち【オンライン】で受けた2回の集中授業について振り返り、体験をお話したいと思います。

 

 

2.ある日のスケジュールをご紹介

集中授業の期間中は、朝から夜までみっちりレクチャー(プレゼンテーション)が詰まっています。ある日のスケジュールを見ていきましょう。

 

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8:45-9:00 イントロダクション

9:00-10:30 授業✎

10:30-10:45 休憩

10:45-11:30 授業✎

11:30-11:45 休憩

11:45-12:30 授業✎

12:30-14:00 ランチ

14:00-15:00 授業✎

15:00-15:15 休憩

15:15-16:00 授業✎

16:00-19:00 休憩・自主学習✎

19:00-20:00 夕食

20:00-21:00 授業✎

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日によっては、上記のようなみっちり講義の構成とは異なり、午後に3~4時間グループワークするときもありました。ただ、いずれにしろ集中講義中は、朝から晩までみっちりと、スケジュールが組まれていました。

 

現地で参加したときは、休憩時間にクラスメートとコーヒーを買いに行く、外を散歩する、など息抜きがしやすいです。しかし、日本からオンラインで参加していると、時差もあり、しばらくは休憩時間のリフレッシュがうまくできませんでした。

 

時差のお話をしましたが、具体的にはイギリスの現地時間 8:45-21:00 というのは、日本は9時間進んでいるので、 17:45-翌6:00 なんです!

 

オンラインで授業を受け始めた最初の頃は、夜は眠いし、休憩時間もぼーっと椅子に座ったままだったりしたのですが、翌日身体がとてもだるくなりました。

 

そこで時間の使い方を見直します。休憩時間の使い方としては、外に行って日を浴びるということはできませんが、部屋の中でヨガやストレッチをしたり、夕飯を食べたり、スピーディーにお風呂に入ったり、と、夕方~夜にマッチしたリラックスタイムを確保するようにしました。

 

日本時間が夜だからといって、ずっと部屋にこもって動かないのは本当におすすめしません。オンラインでこのように長時間、拘束される場合は、できる限り休憩時間に「身体を動かす」ルーティーンをいれましょう!

 

 

3.時差とのうまい付き合い方とは?

オンラインでの集中授業への参加は、時差との戦いです。私の場合、先ほど申し上げた通り日本時間の夕方17時頃から、遅くて2~3時頃まで、毎日授業を受けていました(イギリス現地時間夜の授業は、さすがに録画受講を許可してもらっていました)。

 

これだけ夜遅い時間に授業を受けるとなると、当然問題となるのが「眠気」。これを乗り切る1つの方法が、先ほど申し上げた休憩時間の有効活用です。

 

もう1つのおすすめの手段が、数日前から「イギリスにいるつもりで活動時間をずらしていく」という作戦です。

 

要は、集中授業が始まる数日前から、夜型人間を目指します(本当は朝方なんですが^^;)。

 

夜は1時くらいまで起きて、朝は8:30頃起きる。在宅勤務なので、これでも始業9:00には間に合いました。

 

そして集中授業の前日は、2時まで起きて9:30に起きてフレックス出社しました。

 

このようにすると、イギリス時間の朝~夜の集中授業への参加も、あまり苦ではなくなりました。

 

生活スタイルを変えるには、家族への説明も必要になります。あらかじめ「夜型にならせてもらうね」と宣言した上で、夜にできる家事を率先してやるなど、協力してくれる家族に最大限敬意を払うのも大切だな、と実感しました。

 

 

4.目を疲れさせないためのポイントは?

オンラインでの集中授業でもう一つ大変なことが、PCの見すぎによる目の疲れ、です。

 

真面目にすべてのプレゼン資料を1日中凝視していると、あっという間に目がやられます。

 

そこで私が行っていたのが、「耳で聴く」です。

 

講義中、PCの画面は表示させつつも、基本的に目はPCの奥にある壁を見ていました(スライドは見るとしても一瞬確認する程度)。その代わりに耳は全力でそばだてて、リスニングで講義の内容を理解しようと努力します。

 

もし内容が聞き取れなければスクリーンを見て、内容を確認します。

 

これによって、目の疲れを大幅に改善することができました。リスニング力も鍛えられるので、とてもおすすめですよ。

 

 

5.まとめ

さて、今回はオンラインで留学の集中講義を受けるときのスケジュール例や、時差を乗り切るコツなどについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

 

コロナや家庭の事情など様々な理由で、まだまだオンラインでの授業受講というスタイルは残っていくでしょう。

 

オンラインで海外の授業を受ける、セミナーに参加するなどの機会に出会ったとき、この記事でお伝えしたコツが少しでもお役に立てば幸いです。

 

 

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