飲み会のリマインダーって英語でどうする?イギリス人のチャットをのぞいてみよう

2022/07/30 英語学習情報
飲み会のリマインダーって英語でどうする?イギリス人のチャットをのぞいてみよう

今や私たちのコミュニケーションに欠かせないチャット。海外でも、メッセージングアプリのユーザ数は年々増え続けています。例えば、海外でよく使われているチャットアプリのWhatsAppは、2022年に世界でユーザ数が20億人を突破し、成長を続けています。

 

この変化は、日本での英語の資格試験にも影響を及ぼしています。TOEICは 2016年から、読解問題の一つとしてチャット形式のやりとりを出題するようになりました。海外の人と「英語のチャットを通じてコミュニケーションする力」、というのは、ビジネスでもプライベートでもますます求められていると言えます。

 

一方、いざ外国人とチャットでやりとりをし始めると頭を悩ませられるのが、見たことのないスラングや口語表現の数々。こういった表現のすべてを使いこなそうとするのは非現実的ですが、自分の口から話すことはできなくても、意味をなんとなく理解しているだけで、海外の友人とのチャットはぐっと楽しくなるはずです。

そこで今回は、私が実際に入っているイギリス人同士のチャットグループの中で行われていた会話を題材に、チャットで使われている表現をご紹介したいと思います。

 

取り上げるシーンは、「飲み会のリマインダー」です。各表現の紹介では、例文もたっぷりとご紹介しますので、ぜひ口に出して読んでみてくださいね。

 

それでは今日も楽しんで、いっしょに学んでいきましょう!

 

目次

飲み会リマインダー:呼びかけ編

飲み会リマインダー:応答編

.  vexed 「悩ましい」「歯がゆい」

.  Have a blast 「楽しんで」

 

飲み会リマインダー:呼びかけ編

最初に取り上げるシーンは、「飲み会のリマインダー」です。待ちに待った飲み会の当日、どんなやりとりが行われるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。

 

幹事の人が、以下のメッセージで発信します。

 

Reminder guys! 6pm tonight

「みんなリマインダーよ!今日18時だからね」

 

こんな、シンプルな英語で大丈夫なんですね。なおカジュアルな英語のチャットでは、「.」 (ピリオド) を省略することも多いので、覚えておくとよいでしょう。

 

飲み会リマインダー:応答編

これに対して、以下のような返信がみんなから返ってきます。

 

Thanks XX(幹事の名前). Looking forward to it!! See you later
「XX(幹事の名前)ありがとうございます。楽しみにしています! またあとでね」

 

Really vexed I can’t be there tonight, have a great time everyone!
「今夜行けなくて、本当にがっかりだけど、みんな楽しんでね!」

 

Have a blast!
「みんな楽しんでね!」

 

Enjoy! Send a photo!
「楽しんでね 写真送ってね」

 

Have fun all! Sorry I can’t make it either 🙁
「みんな楽しんでね 私も行けなくてごめんね」

 

Sorry I can’t make it all but have a great time! 😉
「私は行けないけど、楽しんでね! 😉」

 

I’m running late should be there in 30 mins or so

「ちょっと遅れて、30分ほどで到着するわ」

 

日本語訳を見ると、「あ~こんなやりとりしてるしてる!」と思いますが、いざ英語でこんな表現がぱっと出てくるかというと、難しいかもしれませんね。ぜひ1度口に出して、読んでみてください。

 

上記でご紹介したのは、ほとんどがシンプルな単語で構成されています。ただ、ちょっと見慣れない表現として、「vexed (悩ましい、歯がゆい)」と「Have a blast (楽しんで)」の2つがありますので、ここで少し掘り下げたいと思います。

 

.  vexed 「悩ましい」「歯がゆい」

Vexedは、 「悩ましい」「歯がゆい」という意味です。Vex という動詞からできた形容詞ですね。Vexは、誰かを悩ませたりイライラさせたりする、という意味で、a vexing problem (悩ましい問題)などと使われます。

 

これに -ed がつくと、悩まされる=悩ましい、歯がゆい、という意味になり、先にご紹介したチャットでは「飲み会に参加したかったのにいけない歯がゆさ」をReally vexed と表現している、というわけです。それでは例文をいくつか見ていきましょう。

 

The relationship is becoming strained over the vexed question of money.

厄介なお金の問題で関係がギクシャクしている。」

 

Retyping the name and checking the spelling, Velsen got frustrated and was quite vexed at the computer.

「何度も打ち直し、スペルを確認しながら、ベルセンはイライラして、パソコンに向かってかなりむっとしていた。」

 

出典:lexico

 

.  Have a blast 「楽しんで」

Have a blast は、「とても楽しむ」という意味です。Blast 単独では、名詞なら「爆風、突風」、動詞なら「爆破する、大きな音を出す」という意味になるのですが、これがHaveと組み合わされると楽しむという意味になります。

 

明確な由来はわかっていませんが、blast のもつ力強いイメージから、Haveと組み合わせて「エネルギッシュな楽しみを得る」→「とても楽しむ」という意味を持つようになった、という説もあります。

 

では、例文を見ていきましょう。

 

We had a blast at Disneyland; we really had a super time.

「ディズニーランドをとても楽しんだわ。本当に素晴らしい時間だった。」

出典:Gymglish

 

Have a blast in the garden: Plants can create fireworks show all season long

「(記事タイトル)庭で楽しみましょう。植物は一年中、花火のような演出をすることができます」

出典:myjournalcourier

 

 

さて今回は、私が実際に所属しているイギリス人同士のチャットグループの中で行われていた会話を題材に、チャットで使われている表現をご紹介しました。

 

日々オンライン英会話をされている方は、レッスンの前後、先生に質問などをチャットで送ることができる場合も多いのではないでしょうか?

英語で話すだけで精一杯・・という人もいるかもしれませんが、挨拶や簡単な質問だけでも、チャットを先生に送る習慣をつけると、着実にスキルアップができておすすめです♪

 

これからもぜひ、チャットを活用して、コミュニケーション力を高めていきましょう!

 

ステップフォワードではいつでも無料体験レッスンを受け付けています。
ぜひオンラインレッスンをはじめてみることを検討してみてはいかがでしょうか。

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