「遠くて」近い、フィリピンの魅力とは?
「フィリピン」と聞いてなにをイメージするでしょうか。
治安や衛生面の悪さ、貧困など、ネガティブなものをイメージする方もいるかもしれません。
しかしながら、近年フィリピンは急速な経済発展と治安の改善を遂げています。
中国やインドといったアジアの大国、
シンガポールやマレーシア、タイといったASEANで
相対的に早く経済発展を遂げている国々の影に隠れていますが、
フィリピンは経済的な潜在能力を秘めている国です。
そして、フィリピンは旅行先としても魅力的です。
7,000を超える島々から構成されており、
きれいなビーチをはじめ、手つかずの自然が残っており、
世界を旅する旅行者が再び戻ってくる国としても、有名です。
この記事では、フィリピンの基礎情報とともに、
フィリピン、フィリピン人の魅力について紹介します。
目次
1) フィリピンってどんな国?
2) 経済的な潜在能力
3) 国民の多くが英語を話せる
4) フレンドリーな国民性
5) 物価が安い
6) 温暖な気候
7) 休日を満喫できる豊かな自然
フィリピンってどんな国?
フィリピンは人口1億人超、中国やインドには劣りますが、
東南アジアの国々の中でインドネシアに次いで人口が多く、
今なお人口が増えている国です。
平均年齢は23歳と、これからの成長が期待できる国です。
簡単にフィリピンの近代史を大別すると、
1565-1898年のスペイン植民地時代、
1898-1946年のアメリカ植民地時代、
1946年以降の独立以後の時代に分けられます。
300年以上スペインに統治されていた影響で、国民の9割以上がキリスト教徒、
公用語であるタガログ語やセブ島地域で話されるセブアノ語には、
スペイン語を語源とする言葉が多くあります。
また、アメリカの植民地だったことから、
映画、音楽をはじめとしたアメリカのカルチャーの影響を現在に至るまで多大に受けています。
タガログ語とともに英語が公用語になっているのも、
アメリカの支配下にあったからこそ、でしょう。
そのため、フィリピン人の英語はアメリカ英語がベースになっています。
さて、ここからはフィリピンの魅力について見ていきましょう。
経済的な潜在能力
フィリピンの2018年名目GDPは3,300億USDで世界40位。
1人あたりの名目GDPは3,104ドルで世界130位です。
上述のとおり、フィリピンの人口は1億人を超え、平均年齢は23歳。
直近5年の経済成長率は、年平均5%を超えており、
今まさに発展している国です。
イギリスの金融機関であるHSBCは、
2050年にフィリピンの経済規模が世界16位になると予想しているほか、
U.S. News & World Reportが発表した2018年の有望な投資国ランキングで、
フィリピンは世界1位にランクインしています。
そうした急速な発展の様子は、
当校が位置するマニラのBGCでも感じることができます。
留学を英語の勉強としてだけでなく、
そうした様子を肌身で感じて刺激を受けることで、
留学をさらに貴重な経験にすることができるのではないでしょうか。
国民の多くが英語を話せる
フィリピンの公用語はタガログ語と英語。
ある統計では、人口の約9割、9,000万人のフィリピン人が英語を話すという結果が出ています。
現在、世界の英語話者は17〜18億人と言われておりますが、
この約9,000万人という数字は、アメリカ、インドに次いで世界で第3位です。
加えて、フィリピンでは英語の話者が多いだけではありません。
以前のブログでも紹介しましたが、
その英語力の高さも多くの調査で証明されています。
フィリピン人に英語話者が多く、また、その英語力も高いことから、
欧米企業のコールセンターを中心としたBPOビジネスが増えているほか、
日本、韓国、中国などのアジア諸国にとっての主要な語学留学先にもなっています。
中東やシンガポール、香港などを中心として、
フィリピン人の約1割は海外で働いていると言われており、
こちらもフィリピン人の英語力の高さの証左と言えるでしょう。
このように国民の多くが英語を話すということは、
留学した際に学校の外でも英語を使え、
また、ビジネスのしやすさにもつながります。
フレンドリーな国民性
出張や旅行など、短期滞在だとしても、
フィリピン人の優しさやホスピタリティの高さに気づくはずです。
当校で学習した多くの生徒からも、
先生が、自分の求めているものを理解しようとしてくれて、
授業を進めてくれようとするのが良かった、というコメントをよくもらいます。
海外で生活をするフィリピン人が人口の10%以上推定されていますが、
接客業、ベビーシッター、看護師、介護士などとして働く人の割合が高くなっています。
これもフィリピン人のホスピタリティの高さと無関係ではないでしょう。
物価が安い
フィリピン滞在のもう1つの魅力は、その物価の安さです。
例えばオーストラリアやカナダ、アメリカ、イギリスなど、
語学留学の主要な留学先と比較しても、
また、シンガポール、タイ、マレーシアなどの周辺アジア諸国と比較しても、
フィリピンの物価は安いです。
これは物価を表す指標の1つですが、
英語留学先各国と日本のビックマック価格が下記です。
アメリカ 605円
カナダ 551円
オーストラリア 472円
ニュージーランド 454円
イギリス 442円
日本 390円
フィリピン 290円
(2021年5月現在)
ビックマック価格は一例にすぎませんが、
上記の国々のなかでも、フィリピン留学にかかる費用は相対的に安くなります。
温暖な気候
フィリピンは熱帯性気候で、年平均気温は27〜28℃。
年間を通して温暖で、開放的な気分になることができます。
日本で気温の下がる冬は、フィリピンでは乾季にあたり過ごしやすい上、
年間を通しても、湿度は東南アジア諸国や日本の夏よりも低く、
不快になる暑さではありません。
休日を満喫できる豊かな自然
ボラカイやパラワン、エルニドなど、海外でも比較的有名なリゾートから、
「秘境」「穴場」と呼ばれるようなビーチ、ダイビングスポットなど、
ビーチやマリンスポーツが好きな方にとっては、最高の場所でしょう。
海だけでなく、チョコレートヒルズや
「天国への階段」とも呼ばれるコルディリェーラの棚田など、
豊かな自然を感じることができるはずです。
フィリピンの基礎情報とフィリピン、フィリピン人の魅力について説明してきました。
こうした物価の低さや豊かな自然などから、近年ではフィリピンに移住する人が増えています。
フィリピン移住についてはこちらのブログで詳しく説明しています。気になった方はぜひ読んでみてください。